健康

水浴びでパワー漲る日々

朝から活力に溢れ、いつも体調万全で一日を始められたらどんなにいいか。

最近朝起きても体が重かったり、頭が痛かったり、日々疲れが取れないと感じることが多い。年のせいにはしたくないが46も過ぎたし、そんな考えも出始めていた。

そんな時、別記事で書いたが大波対策の息止めトレーニング法として探していた「Wim Hof Method(WHM)」の日本人トレーナー、清水ハン栄治さんと出会い、水浴び(コールドシャワー)の存在を知った。

昨年12月、WHM一日集中講座に参加した。僕の中では、呼吸トレーニングのおまけのような位置付け。ワークショップでは科学的根拠や呼吸法の指導を受けた後、気温4度で小雨が降る中、マンション屋上に設置し300kgの氷を入れた簡易プールに、4人1組で2分ずつ入るというアイスバスを経験!めっちゃくちゃ冷たいが、呼吸に注意を向けマインドフルネスで乗り切ることができた。

この日、コールドシャワーの方法を教わり、翌日から日々のお風呂で少しずつシャワーの時間を伸ばしていくことになる。参加目的の呼吸法を教わったので、コールドシャワーを継続する必要性は正直感じなかったが、アイスバスに入ったチームメンバーと週一回、実践した感想や気付きを共有し合う。結果を講座参加者全体のFacebookグループで週一回、1か月間に渡って共有する、というルールに従いその1か月間だけは続けようと努めた。

12月中旬といったら、風呂場に裸で入るだけでも寒いのに水浴びなんてありえないでしょ!という後ろ向きな思いもあった。特に浴びる前は恐怖心で逃げたい自分と対峙することになる。修行僧でもないのに、なぜ毎朝苦行しなければいけないのか?

実はこのコールドシャワー、なんと途中から癖になるのだ。

水は当然冷たいが、水のあたる部位ごとの感覚、危機を伝えようとする体の訴え、それを呼吸でコントロールしているという思考、途中からは何も感じない静かな時間、シャワーを終えて出た後に訪れる、体内からあふれ出すものすごいエネルギー、活力、これらがとても気持ちよくなってくるのだ。

水浴びを始めてからというもの、体調不良の日は皆無。朝からパワー漲る日々を送れている。また、副次効果として2年前に発症した花粉症の症状が劇的に改善。季節になると目がかゆく鼻水がダラダラ~っと止まらなくなるので、仕事中も眠くならない「アレグラ」が常備薬だったが、全く飲む必要が無くなった。もう1点、冬場は超乾燥肌で仕事中や就寝中に痒くてたまらない時があり、特にふくらはぎやお尻を掻きむしるので、集中力が落ちたり、睡眠の質が下がったりしていたが、こちらもほとんど感じなくなった。

地域にもよるが、大昔から寒さの中で生きていた人類が、快適な温度で生活できる環境を手に入れ退化してしまった免疫力を、この方法で取り戻せるようだ。

この効果を実感したい方のため、コールドシャワーの実践方法は以下の通り。(てんかん、心臓疾患をお持ちの方はご遠慮ください)

1週目はお風呂の最後に15秒、 2週目は30秒、 3週目は45秒 、 4週目は60秒 、 5週目はお風呂の最初と最後に30秒

僕の場合手足と顔を濡らしたのち、足から徐々に上半身へと上げていく。前面が落ち着いたら背面、肩から背中にあてる。めっちゃ冷たいのだが、呼吸、特に吐く息を深くするよう意識し、水のあたる部位を観察する。マインドフルネスの本領発揮だ( マインドフルネスは、「今、ここ」で起きている体験(感情、思考、感覚など)に意図的に意識を向け、認知した事実に主観的な評価や判断をせず受け入れ、客観的にただ観察すること)。落ち着いたら顔、頭に移る。後頭部はあて続けるとジーンと痛みが増してくるので、あてたり離したり調整しながら、全身を冷水に晒すことになる。終わってからは騎馬立ちになり、上体をゆっくり左右に動かすことで回復する。

シャワーはお湯という「あたりまえ」を一度見直し、少しの勇気とシンプルな方法で、体調不良になりにくい体を手に入れてほしい。

<参考>

・オランダ ラドバウド大学の研究結果 免疫システムに影響を及ぼすウィムホフ・メソッドの科学
・ウィムホフさんの著書 ICEMAN 病気にならない体のつくりかた

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